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2008年10月

2008年10月29日 (水)

バンコクのスラム支援活動

明日からタイのバンコクに出かける。

法学部の国際インターンシップという科目の一環で、学生を引率して、国際NGO活動の実践的な現場を体験してくるのが趣旨である。

フランス系のNGOでATD Fourth Worldという団体が受け入れ先となっている。このNGOはスラムや貧困救済のための地道な活動を通じて、途上国の社会開発のいったんを担っている。

世界の貧困問題の根絶は、2000年の国連ミレニアム宣言の主要なテーマである。そこに掲げた、諸目標の達成は先進国の経済金融危機によってますます困難になってくるのではないか。わが国のホームレスやネットカフェ難民の問題もバンコクのスラムの問題も根っこのところではつながっているのではないだろうか。

そうした世界の貧困問題の根底を体験を通じて学生たちが学習する機会になればよいと思っている。

他方でタイの政治情勢も不安定さが続いている。ただし、国王の一族の葬儀が11月に予定されているそうで、それが過ぎるまでの間はタイ国民の国王に対する思慕の念が強いために平常の状態が確保されるだろうという見方が支配的なようだ。

http://www.atd-uk.org/

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2008年10月28日 (火)

合格お祝いの会

Ca390038 昨日、新司法試験において国際公法を選択して受験し、合格を果たした法科大学院修了生を招いて、銀座の某所でこじんまりとした合格祝賀の会を開いた。昨晩は、合格して修習の開始を待つばかりのEくん、Sくんが出席した。Mくんも合格していたが、別の用事のためにやむを得ず欠席だった。現役の法科大学院生のほか、現在は新人弁護士として張り切っているMくんも仕事を早めに切り上げて参加してくれた。彼は、法科大学院1期生で、第1回の新司法試験で国際法を選択して合格した人である。

会は7時過ぎに始まり、会場を引き上げたのは11時を回っていたようだ。M弁護士からのシャンパンも特配もあって、グラスを傾けること幾杯にも及んだ。

祝賀会は楽しいものだが、現実には試験は厳しい。国際法は新司法試験の選択科目の中ではきわめて不人気なようであることが気に掛かる。残念ながら、この科目を選択する受験生は少ない。

おそらく様々の理由があって、簡単には言えないが、例えば、①出題範囲が広い、②国際法が国内法の体系とは異なるために全体を掌握しにくい、③将来の法曹専門職との関係が希薄である、④適当な問題集または安直なノウハウを仕込む目的で書かれた予備校本がない!などという理由もあるかも知れない。

思うに、④は別としてもこれらの多くは誤解である。国際法に関心があるならば、基本書を手にとってその内容に接してみてはどうだろうか。あとは講義を聴いてみてさらに意欲がわいてくるかどうか次第である。来年もこうした会に集ってくれる修了生が増えることを望んでいる。

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2008年10月23日 (木)

タイ最高裁・タクシン元首相に有罪判決-イギリスに対して引渡請求の可能性

タイの政治情勢が不安定化している。
 10月21日、タイのタクシン元首相に対して、最高裁判所は、国有地を不正に取得した汚職防止法違反により本人欠席のまま禁固2年の実刑判決を言い渡した。タクシン元首相は宝くじ導入を巡る違法行為やミャンマー軍事政権への不正融資でも起訴されている。さらに元首相は資産家で760億バーツ(2350億円)もの資産を有しており、検察当局は、この資産の没収を求める訴えも起こしているらしい。
 現在のソムチャイ首相は、元首相の義弟であるため反政府団体、野党勢力は政府批判を強めていて、バンコク市内では退陣を求めるデモが続いている。
 こうした中、タクシン元首相は、自分の身に危険が及んでいることを察して、この8月以来、イギリスのロンドンに暮らしているそうだ。事実上の亡命生活ということだろう。
 しかし、タイはイギリスとの間で犯罪人引渡条約を締結している。タイの検察当局は、既にタクシン氏の身柄引渡請求のための準備を開始したと伝えられた。タイ政府からの引渡請求があれば、イギリス当局は、元首相を引き渡すかどうかの判断を求められることになるだろう。その場合、公正な裁判が行われたかどうか、タクシン氏が政治亡命を求めることになれば、庇護権との関係など難しい判断が待ち受けている。
 これはどこかで聴いたことのある話ではないか。そう、チリのピノチェト元大統領の場合と似ている。もっとも、タクシン氏の場合はピノチェトと異なり、もっぱら金にまつわる問題という特徴があるようだ。ピノチェトは拷問、殺人、拉致など人道上の犯罪が主たる訴追内容であったことと比べると違いがみられる。
 このようにタイの情勢が気になるのは、来週、10月29日から1週間ばかり学生を率いてバンコクに行くためでもある。クーデターなどなければよいがと思っている。

http://uk.news.yahoo.com/18/20081022/tpl-thai-prosecutors-prepare-extradition-5b839a9.html

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2008年10月16日 (木)

秋のキャンパスでテーミスを撮った

今朝は秋晴れの空の下、1時限目の授業のために多摩のキャンパスに出講した。

そろそろ大学祭シーズンを感じさせるキャンパス内は陽の光でまぶしい。市ヶ谷の法科大学院では味会うことのできない広い空間だ。そこでいつも突っ立っているテーミス象をスナップ撮影。あまり季節感は感じられない一枚だが、右上の空の青さが秋であることを示していると見て頂ければ幸い。

Cimg1418_2

喉の状態はほぼ完治したようだ。講義も差し支えなくなった。

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